Amazon PPCのターゲティング:マッチタイプと商品ターゲティング
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あなたのような商品を積極的に探していて、まさに購入する準備ができているオーディエンスにリーチする。それを可能にするのがAmazon PPCのキーワードターゲティングです。
キーワードを戦略的に選定・改善することで、広告を適切な顧客に確実に届け、露出とエンゲージメントを最大化できます。このページでは、完全一致から部分一致までのキーワードマッチタイプの違いと、キーワードリサーチのベストプラクティスを解説します。
キーワードリサーチとは?
キーワードリサーチとは、顧客が検索エンジンで使用する検索語句を特定するプロセスです。
キーワードリサーチは、ターゲットとすべき最も効果的なキーワードを特定し、オーディエンスが使用する検索語句を把握するために不可欠です。ブランドや商品に合った適切なキーワードの選定は、PPCキャンペーンの成功を左右します。目的に応じて、検索ボリュームの異なるキーワードを選ぶことをおすすめします。
ターゲティングの種類
- キーワードターゲティング: スポンサープロダクト広告、スポンサーブランド広告のキャンペーンで利用可能
- 商品ターゲティング: スポンサープロダクト広告、スポンサーブランド広告、スポンサーディスプレイ広告のキャンペーンで利用可能
どちらもマニュアルターゲティングの一種で、何をターゲットにし、いくら入札するかを自分で決めます。Amazonには、商品ページの内容にもとづいてAmazonが検索語句と商品を選ぶオートターゲティングもあります。自分では思いつかないキーワードを発見する最速の方法なので、このページの後半で詳しく解説します。
キーワードターゲティングの使い方
キーワードターゲティングでは、見込み顧客が使いそうな語句やフレーズ(キーワード)を選定します。
顧客がこれらのキーワードで検索すると、セラーの商品の広告が検索結果や商品詳細ページに表示されます。
セラーはこれらのキーワードに入札し、入札額に競争力があれば広告が顧客に表示され、商品ページへ関連性の高いトラフィックを呼び込めます。
Amazon PPCにおけるキーワードターゲティングの例
ワイヤレスイヤホンを販売するベンダーは、「ワイヤレスイヤホン」をキーワードに選定するとします。顧客が「ワイヤレスイヤホン」を検索すると、その広告が検索結果や関連する商品詳細ページに表示され、適切なタイミングで適切なオーディエンスに商品を届けられます。

商品ターゲティングを理解する
商品ターゲティングでは、特定の商品ページやカテゴリーに広告を表示できます。
商品ターゲティングを使えば、競合商品や補完商品のページに広告を掲載することもでき、関連商品にすでに関心を持っている顧客にリーチできます。
この手法は、自社商品を他の商品と直接比較させたり、顧客が購入する可能性の高い場所に広告を配置したりするのに効果的です。
商品ターゲティングの例
「Nike」のレディースランニングシューズを宣伝する場合、「レディースランニングシューズ」というより広いカテゴリーをターゲットにして、関連する検索結果や詳細ページに広告を表示できます。競合の「Adidas」をターゲットにすることも、価格帯、カスタマーレビュー、商品バリエーションといった特定の条件に絞り込むことも可能です。

カテゴリーの絞り込み
カテゴリーをターゲットにする際、Amazonでは価格帯、星評価、Prime対象かどうかで絞り込めます。ここからが商品ターゲティングの戦略的な部分です。自社より価格が高く、レビュー評価が低い競合をターゲットにすれば、競合自身の商品ページ上で、あなたの広告がより良い選択肢として映ります。
除外商品ターゲティング
除外キーワードと同じように、特定のASINやブランドを商品ターゲティングから除外できます。競合のページでクリックは発生するのに注文につながらない場合(相手の方が安い、レビューが強いなど)は、そのページを除外して、その広告枠への支払いを止めましょう。
除外キーワードターゲティング
除外キーワードとは、広告を表示させないように指定する語句のことです。この戦略により、キャンペーンの目的と関係のない検索結果に広告が表示されるのを防げます。
除外キーワードターゲティングには2つの種類があります。
- 除外フレーズ一致: そのフレーズ全体を含む検索クエリに対して広告が表示されなくなります。
- 除外完全一致: 完全に一致する検索クエリに対して広告が表示されなくなります。
除外キーワードは検索語句レポートを使って見つけられます。
Amazonのキーワードマッチタイプ
適切なマッチタイプの選択は、適切なキーワードの選定と同じくらい重要です。

完全一致キーワード
ショッパーの検索クエリがキーワードと完全に一致した場合にのみ、広告が表示されます。
このマッチタイプは最も制限が厳しく、検索語句が入札しているキーワードとほぼ同一で、語順も同じ、かつ前後や間に余分な語句がない場合にのみ広告が表示されます。
完全一致キーワードを使うべき場面
完全一致キーワードは、どの検索で広告を表示させるかを厳密にコントロールしたい場合に有効です。クリックや購入につながりやすい、関連性の非常に高い語句だけをターゲットにできます。
完全一致キーワードの例
完全一致キーワードが「sunscreen」の場合、誰かがまさにその語句「sunscreen」を検索したときにのみ広告が表示されます。「best sunscreen」や「sunscreen for sensitive skin」のような検索では表示されません。
なお、完全一致には類似バリエーションが含まれる点に注意してください。複数形やよくあるスペルミス、例えば sunscreens や sunscren でも広告が表示されることがあります。除外されるのは、語句の追加と語順の入れ替えです。

フレーズ一致キーワード
フレーズ一致のキーワードターゲティングでは、ショッパーの検索クエリにキーワードが同じ語順で含まれていれば、フレーズの前後に別の語句があっても広告が表示されます。
このマッチタイプは、完全一致より柔軟でありながら、関連性のコントロールもある程度維持できます。
フレーズ一致キーワードを使うべき場面
フレーズ一致は、メインのキーワードを含む関連性の高い検索語句を捉えつつ、ショッパーの検索の言い回しに多少のバリエーションを許容したい場合に有効です。
フレーズ一致キーワードの例
例えば、フレーズ一致キーワードが「sunscreen」の場合、「best sunscreen」、「sunscreen for kids」、「waterproof sunscreen」のような検索で広告が表示されます。ただし、「sensitive skin sunscreen」のようにフレーズ内の語順が入れ替わったり分割されたりした検索では表示されません。

部分一致キーワード
部分一致キーワードは、最も柔軟性の高いキーワードターゲティングです。ショッパーの検索クエリに、キーワードの語句、関連語、同義語、バリエーションが語順を問わず何らかの形で含まれていれば、広告が表示されます。これにより、キーワードと緩やかに関連する幅広い検索に対して広告を表示できます。
部分一致キーワードを使うべき場面
部分一致キーワードは、間口を広げてより多くのオーディエンスを引き込みたい場合に有効です。商品とある程度関連する、より広範な検索語句に対して広告を表示できます。
部分一致キーワードの例
例えば、部分一致キーワードが「sunscreen」の場合、「best sunscreen for sensitive skin」、「sunblock for the beach」、「UV protection lotion」のような検索で広告が表示される可能性があります。さらに、「sun cream」や「sun lotion」のようなバリエーションや同義語でも広告が表示されることがあります。

部分一致修飾子(+修飾子)
Sponsored Brandsキャンペーンでのみ利用可能です。Sponsored Productsでは部分一致・フレーズ一致・完全一致から選択し、同義語やバリエーションは部分一致が自動的にカバーします。
部分一致修飾子キーワードは、通常の部分一致よりも厳密にコントロールでき、フレーズ一致や完全一致よりも柔軟性があります。
キーワード内の特定の語句の前に「+」記号を付けることで、その語句(またはその近似バリエーション)がショッパーの検索クエリに必ず含まれるようにできます。指定した語句の前後や間に他の語句があっても構いませんが、「+」が付いた語句は検索に必ず含まれている必要があります。
部分一致修飾子(+修飾子)を使うべき場面
このマッチタイプは、幅広い検索語句をターゲットにしつつ、特定の重要な要素(商品の機能や属性など)がショッパーの検索に確実に含まれるようにしたい場合に役立ちます。
部分一致修飾子(+修飾子)の例
キーワードが+sunscreen +sprayの場合、「best spray sunscreen」、「waterproof spray sunscreen」、「sunscreen spray for kids」のような検索で広告が表示される可能性があります。ただし、「best sunscreen」(「spray」が含まれていないため)や「spray sunblock」(「sunscreen」が必須のため)のような検索では表示されません。

1つのキャンペーン内で複数のマッチタイプを組み合わせることもできます。この方法は、幅広い露出とターゲティングの精度のバランスを取るのに有効です。
例えば、部分一致でインプレッションを最大化しつつ、フレーズ一致と完全一致を組み込んで、より具体的なキーワードで検索するユーザーに広告を確実に届ける、といった使い方ができます。
基本のルールは、精度に応じて入札することです。部分一致(緩やかに関連する多くの検索に届きます)は最も低く、フレーズ一致は中程度、完全一致は最も高く入札します。完全一致は検索意図が明確で、コンバージョンデータも最もクリーンだからです。具体的な数字の計算方法は入札の章で解説します。
オートターゲティングとそのマッチタイプ
オートキャンペーンでは、商品ページの内容にもとづいて、ターゲットにする検索語句と商品をAmazonが選びます。キーワードリストは不要です。それでも入札額は、4つの自動マッチタイプを通じて自分でコントロールできます。
- クロースマッチ(Close match): 商品と密接に関連する検索。日焼け止めに対する「sunscreen spf 50」など。
- ルーズマッチ(Loose match): より広く、緩やかに関連する検索。「summer skin care」など。
- 代替商品(Substitutes): 自社商品と類似する商品のページ。つまり直接の競合です。
- 補完商品(Complements): 自社商品と一緒に購入される商品のページ。「beach towel」や「after-sun lotion」など。
4つそれぞれに異なる入札額を設定することも、成果の出ないものを無効化することもできます。オートキャンペーンは、手元にある最も低コストなキーワードリサーチツールです。マニュアルキャンペーンと並行して1本運用し、検索語句レポートから購入につながった検索語句を掘り出して完全一致に昇格させましょう。除外キーワードの発見にも役立ちます。
最適なキーワードの見つけ方と選び方
キャンペーンに追加するキーワードを見つける方法はいくつかあります。
1. Amazonのキーワードターゲティングツール
Amazonに組み込まれたツールが、キーワードを自動的に提案します。

2. Amazonのオートコンプリート検索バー
Amazonのオートコンプリートは、よく検索される語句を提案してくれるため非常に便利です。さまざまな語句や組み合わせを試して、複数のキーワードを抽出しましょう。

3. PPC広告ソフトウェア
AdvigatorのようなPPC広告ソフトウェアは、この作業を代わりに引き受けます。自動キーワードリサーチ機能が、商品を有効化した瞬間に関連キーワードを追加します。貼り付けるASINも、絞り込むリストも不要です。運用を続けるなかでも新しいキーワードを見つけ続けるので、ターゲットにしていなかった検索語句からショッパーが購入すると、その語句が自動的に追加されます。

4. 競合商品のタイトル
競合はトラフィックの多いキーワードに合わせて商品タイトルを最適化している可能性が高いです。その成果を活用して、最も関連性の高いキーワードを特定できます。

5. キーワードリサーチツール
Helium 10(Cerebro)、DataDive、Jungle Scout、Sellicsなど、数多くある専用のキーワードリサーチツールを使う方法もあります。どのツールもワークフローはほぼ同じです。ASIN(多くの場合は競合のもの)を入力すると、その商品が上位表示されている、または広告を出しているキーワードのリストが生成されます。そのリストから、自社商品に関連する語句だけを絞り込んで選定する必要があります。

これらのツールは単発のリサーチには強力ですが、作業は手動です。リストをエクスポートし、キーワードを1つずつ判断し、有望なものをキャンペーンに手作業で追加します。商品ごとに、そして更新したいたびに繰り返す必要があります。ここが先ほどの自動化された手法との違いです。Advigatorのキーワードリサーチなら、商品を有効化したときに関連キーワードが自動で見つかって追加され、購入につながる新しい検索語句が現れるたびに最新の状態に保たれます。
キャンペーンのモニタリングと調整で成果を高める
2週間後にキャンペーンを見直しましょう。パフォーマンスの低いキーワードをアーカイブし、パフォーマンスの高いキーワードの入札額を引き上げ、レポートを活用して戦略を磨き上げます。PPCソフトウェアを使えば、キーワードの最適化を自動化してパフォーマンスをさらに高められます。
時間とともに効果が積み上がるルーティンがキーワードハーベスティング(刈り取り)です。部分一致やオートキャンペーンで購入につながった検索語句は、専用の入札額を付けて完全一致に昇格させ、クリックを浪費するだけの検索語句は除外キーワードにします。毎週手作業で行うこともできますし、自動キーワードリサーチと入札額の自動最適化で継続的に行うこともできます。
先手を打って取り組み続けることで、常に最良の機会をターゲットにし、キャンペーンのパフォーマンスを最大化できます。
よくある質問
初心者にはどのAmazonマッチタイプが最適ですか?
まずは組み合わせから始めましょう。どの検索語句が購入につながるかを発見するための部分一致キャンペーンに加えて、自信のある少数のキーワードには完全一致を使います。2週間後に検索語句レポートを確認し、購入につながった語句を完全一致に昇格させます。
マッチタイプごとに入札額を変えるべきですか?
はい。部分一致(緩やかに関連する多くの検索に届きます)は最も低く、フレーズ一致は中程度、完全一致は最も高く入札します。完全一致は検索意図が明確で、コンバージョンデータも最もクリーンだからです。
完全一致には複数形やスペルミスも含まれますか?
はい。完全一致でも、複数形やよくあるスペルミスなどの類似バリエーションにはマッチします。「sunscreen」は「sunscreens」にもマッチします。ただし、語句の追加や語順の入れ替えにはマッチしません。
部分一致修飾子(+修飾子)は今もAmazonで使えますか?
+修飾子はSponsored Brandsキャンペーンでのみ利用できます。Sponsored Productsでは部分一致・フレーズ一致・完全一致から選択し、同義語やバリエーションは部分一致が自動的にカバーします。
同じキーワードを複数のキャンペーンで使えますか?
可能ですが、同じキーワードを同じマッチタイプで複数のキャンペーンに重複させるのは避けましょう。同じオークションで競合し、Amazonは入札額の高い方を表示するため、コストが膨らみます。マッチタイプが異なる重複は通常の戦略です。
除外商品ターゲティングとは何ですか?
除外キーワードの商品ターゲティング版です。特定のASINやブランドを除外して、その商品ページに広告が表示されないようにします。クリックはあっても購入につながらない広告枠への支払いを止めるのに役立ちます。